「ヨーガ・スートラ」、その簡潔な1節、1節に込められた深い意味合いを読み解くことは容易ではなく、まさに行間を読むといったところです。
私は、サッチダーナンダ先生の「インテグラル・ヨーガ」は2回程読みましたが、まだまだ読み足りない感じがします。
今回の「ラージャ・ヨガ」では、特にヨガスードラ第1章4節の「心の働きが止滅しない時には、その者は、心の働きが自分自身の姿であるように見える」ということへの説明が中心となりました。
これに関して、「インテグラル・ヨーガ」では、「われわれの外界は、われわれの心の作用により何もかも変化させられており、こうした誤った自己同一から自分自身を自由にしておかなければならない。ヨガが自己改革・自己制御に基礎を置くのはそのためである。」と述べられています。
一方、マリオ先生はさらに踏み込み、「いまの自分、自分を取り巻く環境はすべて自分が作り上げたものであり、これを変えるには種から変えるしかない。」と説かれ、このための有効な手段として、マインドに対する正しい理解や潜在意識への働き掛け方について熱く語られました。
ヨガスードラの知識・理解(ニャーナ)はもちろんのこと、それに加え自分の中に発見したり成長させるための行動・修行(サダナ)も大切であり、いろいろ試してみる価値はあると思います。
今回の「潜在意識への働き掛け」ですが、想像力を働かせて、自分の内側から入って、今の自分と自分が欲する状態とを共鳴させる「シーディング」や外側からその状態をありありとイメージする「ビジュアライゼーション」によるテクニックを実践するには、知性や経験を伴って「考える」のではなく、感情や感覚を伴う「思う」ことが大切ではないでしょうか。
潜在意識は、普段認識している意識とはそもそも使っている脳の部位が違うといわれ、実際に起きていなくても、リアルな想像で感情が動けば「体験していること」として認識するそうです。
前向きな心構えが運気を呼び込むということで、瞑想やビジュアライゼーションは、そのための非常に効果的な手法とのことです。
余談ですが、「ポジティブに生きる」ための4つの習慣というものあるそうですので、以下に紹介します。
1.生きる目的を再確認する
2.自滅的な思考をやめる
3.ほかの人と喜びを分かち合う
4.ポジティブな人たちと付き合う
Hari Om Tat Sat !
楽しさを感じるのは、至福の身体であるアナンダヤマ・コーシャにアクセスしているということでしょうか?
日々の練習を通じて、生きていることへの感謝やポジティブな感覚などで至福感を味わうことができれば素晴らしいですね!
みつおさん ありがとうございます。 プラナヤマ練習の最後の五分のシーディングやビジュアリゼーションやサンカルパはやりながら、途中からウキウキしてきて楽しいです。 最終的には口角が上がっていてあっこうなるんだな こうなりたいなって素直に思えます。