リディヤカッシュ瞑想法

先日のリディヤカッシュ瞑想法ですが、音声データを聞いて改めて感じたことがあります。

先ず、オンラインの最初の部分で、これまでの人生を振り返り自分の関わりを見つめ直して自己の内面と向き会うことが宿題になりました。

次に、ハートのスペースに意識を集中し、自己に対する様々なマインドを愛のエネルギーとして高める。そしてこのエネルギーを身近な人から始め、近隣、地域、国、地球、果ては宇宙まで広げて最終的には自分を空っぽにしていく、という壮大なものでした。

この瞑想法について、「自己の内面と外面」に焦点を当て、自分なりに考えてみました。

「意識とはエネルギーである」との考え方がありますが、意識を集中してエネルギーを高めるには、自己の内面を深く見つめて、意識が澱んだ状態から濁りのないクリアな状態にする必要があると思います。私たちは、自分と他人、善と悪などとかく区別しがちですが、「愛」のマインドでこれらを分け隔てなく一つのものと捉えることで意識をよりクリアにする。

そして、この内なる愛のエネルギーをさらに高めると、そのエネルギーは外の世界に向かって拡散し、自他を区別する意識が希薄になり、外界との一体感が広がり、自分の存在が空しく感じられる。正に、般若心経が説く、「色即是空　空即是色」の教えだと思います。

般若心経で用いられている「空」は、水の入ったコップを例にとると、空（スペース）がなければ水は入る余地はないですから、コップにおいて空と水とは不可分の関係にあります。空なくして水はありえず、また水なくして空も意味をなしません。水を「自己」と置き換えれば、「自己」と「自己を取り巻く外界」とは分離不可能となります。しかしながら、自我の意識がこれを阻み容易には受け入れませんが、全てを包み込む愛のエネルギーを高めることで、「自己の内面と外面」という意識を消し去っていくのではないでしょうか。

長くなってしまいましたが、皆さんもこの瞑想法を実践して気付いたことがありましたら感想をお聞かせください。

Hari Om Tat Sat !